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ACT 152 バイオレンス ミッション フェーズ2より妄想 (2)

薄暗いです。



ホントに薄暗いので、



それでも可と言う方だけどうぞお入り下さい(2)
(注意書きにも代わり映えが・・・才能ナイな・・・)
19××年。





例年より雪が多い新年を迎え明けたNYのスラム街郊外のアパートメント。
夜遅くバイトから帰ってきたカインは壊れそうなドアを開けて家に入った。


「ただいま・・・??」


自分より先に家に居たら絶対にリビングから飛び出てきて自分の周りを離れない
子犬のような存在の出迎えが今日は無かった。


「セツ?セツ居ないの?」


誰も居ないリビングを覗き確認する。


「母さん、セツ遅いな・・・まだ帰って来ないの?」


母親の姿は見えなく声だけが気怠るそうに返って来る。


「ん・・・ああ、あの娘は、帰って来ないよ」

「え?」


意味の分からない返事に部屋に向かう足が止まった。


「帰って来ない・・・って・・・どうし、て・・・」


慌てて入った母親の部屋は相変わらず煩雑でその中で気怠る気に
ベットに横たわっていた。

一目で見て様子が尋常じゃないのが分かった。


「クスリ・・・やったんだな?何だよ!それ!止めた筈じゃなかったのか?」

「煩いわね・・・アンタにも少しやるわよ・・・」

「煩ぇじゃねえ!セツ、どうしたんだよ?」


机の上のクスリと金と母親を交互に見つめ苦虫を潰したかのうように口を開いた。


「・・・売ったのか!?何処かへ売ったんだな?まだ14になったばかりだぞ?
自分の娘なのにオカシイんじゃねえの!?」

「はぁ~~娘ぇ?、あっははは」


笑いながら母親はベットから這い出し机の上の
マリ/ファナに手を伸ばして火を点けた。


「あんた、何?本当の妹だと思っていたの?」

「な・・・」


母親の口が動く度に全身から血の気が引いていくのが分かった。
全身が心臓になったように激しく鼓動が走り、耳を塞ぎたかったが
指一本も動かせずにただ立ち尽くす。


「覚えていないの?アレはねぇ、何番目の男だったかしら・・・
そう、マイク・・・あんのロクデナシの連れ子よ!

ヒトに子供押し付けてさっさと死にやがって、畜生・・・
ま、けどこれだけ育ててやったんだ。この位は返して貰わなきゃね・・・

あ~ぁ、生き返るわぁ、ふふっ、カイン~~あんたにもご褒美あげようか?」

「触んなっ!」


伸ばされた手を呻き叩きつけた。
血の気が引いているのに湧き上がる怒りに身体の震えが収まらなかった。


「カイン・・・」

「出て行けっ!!クソババァ・・・絶対に、絶対に赦さねえからなっ!!」









大手ネットワークのある売春組織パラ/ドックスの中のハーレムと
呼ばれる極上の品が集まる“皇帝の楽園”

セツの売られた先が分かったのが探しに探し回って一年掛った。

それから三年、血反吐を吐く思いをし、死んだ方が遥かにマシだと思う地獄を
彷徨って漸く辿り着いた妹は美しい宝石に育っていた。

生きているだけで奇跡だと思った世界で・・・クスリにも犯されず、
纏う面影は以前と変わらず気の強そうな凛とした鼻梁を持ち、

整った顔立ちに折れてしまいような程の細く撓やかに伸びた手足を存分に生かし、
恐ろしい程にオトコの下で淫れる事を覚えた美しい義妹。

彼の身が他のオトコの腕の中にあったとき
身体中の血液が沸騰して我を忘れかけた。

全てを殺して共に滅びようとさえ思った・・・
が、背後から呼び掛けられる声に思い止まった。





―――兄ちゃん?兄ちゃんなの!?何でココに??―――




その場に倒れこむオトコは銃弾を打ち込まれ恐らくもう意識はなく打ち付ける
殴打にただ反応だけで返す身体を横たわらせていた。


「もぉ・・・止めて、止めてよぉ、死んじゃうよ!本当に死んじゃうよ、
ねぇ、兄・・・ちゃん」


震えながら足元で懇願する裸の義妹の声を無視して止めの銃弾を打ち込んだ。


「イイんだよ・・・こんなの死んだって」

「嫌だぁ・・・兄ぃ、ちゃんが人殺し・・・」

「今更・・・何人増えても同じだよ」


裸で泣きじゃくる義妹に口元を上げ悲しげに笑って応えた。


「カ、イン・・・」

「じゃなきゃ・・・ココ(皇帝の楽園)まで迎えに来れなかった。
さあ、帰るぞ、セツ」

「帰る?・・・ココを出れるの?」

「ああ・・・」


返り血の染み込んだシーツで震えの止まらない身体を優しく包み
そっと抱き上げ大きな扉を押し広げ二人は消えた。







闇の世界さえ出ればやり直せると思った。
だが現実は甘くなかった。

大人しく静かな暮らしを望んでいても怜悧で優秀な殺し屋として狙われ、
逆に腕を請われ闇の世界から抜け出せない現実。

また、連れて歩く度に“皇帝の楽園”の彼女へ寄せられる羨望。

ストレスが溜まっていく一方だった。

甘い香りを放ちながら自分を実の兄だと思っている義妹に触れる訳にはいかないと
強固に保っていた意識も、枷が外れるのにそう時間は掛からなかった。

本人に罪は無い抜群のスタイル。

オトコが放って置かない小悪魔な色香。

そして快感が忘れられない淫靡な身体がカインを堕とし込んだ。



 ――何をしているんだ?
 カインが出先から戻った部屋で繰り広げられていた情事。
 危機を感じた間男が身形もそこそこに慌てて部屋を飛び出して行く。


 「何って、セックスじゃない?

 “抱かせてくれって”言うから。

 お金もくれるって言うし、セックスも巧そうだったし?」


 セツはバスローブを着ながらバツが悪そうに呟いた。


 「・・・身体が退屈なのよ・・・」


 その言葉にカインの枷が外れた。


 「じゃあ・・・俺が相手をしてやろう」


 半端な熱を抱え立ち竦んだセツの華奢な身体を再びベットへと投げつけ、
 上着を投げ捨てその痩躯に跨った。


 「兄ちゃ・・・?」

 「退屈なんて忘れるくらいにな」

 「何を言っているの?あたし達、きょう・・・」


 カインは蒼くなっていく綺麗な顔を押さえ付け乱暴にその唇を奪い
 荒々しく赤い舌を絡め取った。


 「ん、んぅ・・・」


 甘い声が洩れ出た唇から銀の糸が引くように離し、
怜悧な闇を宿らせた瞳で愉しげに突き放した。


 「兄妹だから・・・何だ?
神に背くって?

 はっ!
今更だよな?セツ・・・


 土台、神なんて居やしない・・・
そうだろう?」


 「・・・そう、ね・・・」


 諦めたようにセツは応えた。


 「それにおまえは誰でも好いんだろう?この淫乱な身体が満足すれば?」


 バスローブの上から胸を鷲掴みすると痩躯がビクッと跳ねた。


 「俺も退屈してるんだよ・・・“皇帝の楽園”のテク披露してくれよ?」

 「カイン・・・」



欲しくて堪らなかったその存在が他人のものになってしまう前に・・・
手元に置く為に共犯者にした。

実の兄妹だと信じている妹を“兄弟で禁忌を犯す”罪を擦り付けて縛る。

事実を知ったらきっとお前は俺の存在など忘れて姿を消すだろう。

最高の皇帝達に守られながら・・・

だから絶対に手放さない。

例え神が邪魔をしようとも赦さない。

けれどもし、神が居るなら早く罰して欲しいと願う。俺が早く死ぬように。
俺だけが地獄へ落ちこの世の罪を償おう。
そして来世は出来るならと恋人として出会おう。
その時は絶対に俺がお前を護るから。





数日後、カインは仕事の打ち合わせで郊外の
廃ショッピングセンターへ訪れていた。

今朝から変な胸騒ぎがした。

どうも嫌な予感がしてならなかった。

このまま帰ってしまおうかとも思ったその時。

一瞬感じた殺気と響き渡る銃声。後方で誰かが倒れるのが分かった。

セツ?

確認もそこそこにカインは自分を狙っていた狙撃主たちを次々撃ち抜いていった。

周りに気配を感じなくなると倒れた人物に駆け寄った。



コートの上からも分かる長く細い手足。倒れ乱れている長い髪。
溢れ出ている夥しい量の出血。見間違いであって欲しいと願ったセツの姿だった。
痙攣している身体をそっと抱き起こす。


「セ・・・セツ、何でココに居るんだ?どうして?何故、俺を庇ったんだ?」

「っう・・・西の皇帝が・・・
カインを諦めていないって・・・

聞いたから、
何処かで、狙うだろうって・・・思って」

「馬鹿ヤロウ・・・何で・・・今、急いで救急車を!」

「カイン・・・
ご・・・あたし、知っていた」


血塗られた力ない指をを伸ばしてセツはカインの顔を撫でた。


「なに?」

「あの日、母さんに教えて貰った・・・
本当の兄妹じゃないって・・・うっ」



 ――あの日の昼下がり、家に怪しい男が二人やって来て
 連れ出されそうになった時大声で叫んだ。

 母親はドアに腕を組んで凭れ掛かり助けてくれようともしない。

 「ヤダ、嫌っ!兄ちゃん!兄ちゃん!!助けて!」

 「騒ぐんじゃないよ、カインは出かけていてまだ戻らないさ、
 けど戻ったってお前を助けるかね?」

 「え?」

 「実の妹じゃないお前をこんなアブナイ奴らから
 危険を顧みず助けると思うかい?」

 「実の・・・妹じゃない・・・って?母、さん?」

 「あんたは前のダンナの連れ子さ、だからあたし達にとっちゃ赤の他人なのさ。
 その他人を今迄育てて来てやったんだよ!恩返ししても罰は当たらないよね?

 ま、精々頑張るんだね。パラ/ドックスの幹部が直接声を掛けてきたんだ。
 ラッキーだよ?アイツはBO/SSのお気に入りだって話だ。

 あんたも運と根性があれば上手く取り入ってBO/SSに紹介して貰えるかもよ?
 そうすれば安泰の暮らしが待ってるさ。あははは」




「良いから!もう喋るな!、大丈夫だから・・・早く」


腕の中の痩躯から溢れ出る温かい血はどくどくとカインの手に滴り落ちた。


「・・・ダメだよ・・・もう・・・ねぇ、カイン・・・
ゴメンね、知っていたの・・・
言えなかった・・・

ウソでも抱いてくれるのが・・・嬉しくって・・・
最期だからイイよね?愛している、カイン・・・

だから・・・生まれ変わった、ら・・・やく、そ・・・」


カインの顔を撫でていた手がドサリと地面に落ちた。


「セ・・・セツ?

雪花?

雪花!

逝くな!逝くな・・・

俺を置いて逝くなよ・・・

愛しているよ、俺にも愛しているって言わせろよ・・・

俺だって本当の兄妹じゃないって知っていたよ・・・

けど、こんなに堕ちた俺を好きに、なんて思うハズ無いだろう?・・・

セツ、目・・・開けろよ・・・セツ、もう一度愛しているって言ってくれ・・・

セツ・・・先に死ぬのは俺なのにっ・・・」


徐々に冷たくなるセツの身体を抱き締めカインは暫くその場に蹲っていた。
声を殺しながら大きな身体を震わせ腕の中の宝物を抱き締める。



銃声を聞いた通行者の通報で警察がその場に駆けつけた時には急所を
一発で打ち抜かれた5~6人の男たちの遺体と別の大量の血痕だけが残っていた。

数ヵ月後、世界各国の富豪と呼ばれる人物や要人達が立て続けに
暗殺される事件が起きた。
そして一年後、冬の寒い海で男の水死体が打ち上げられた。





  ―――愛しているよ、雪花。お前だけを。
  この罪は全部俺が背負うから来世は出来るならと恋人として出会おう。
  その時は絶対に俺がお前を護るから。


  カイン、約束守ってね・・・










2010年、春、東京。


約束は守られたか分からない・・・けど守る為に約束はある筈・・・




「最上さん、動かないで」

「え?」

「はい、桜・・・髪に付いてたよ」















   暗っ・・・で終わりです。





   6~7号を見て妄想でカインって極悪そうだから妹が居ても
   コンナコトしちゃうって想い、

   最初勢いで書き上げたら自分でも え゛と言う展開になって
   ちょっと暗く吃驚したので最後強引に纏めてみました。

   ヒドイ展開ですみませんでした
   石投げないで下さい


   次回からはつづき頑張ります。








                氷  樹

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