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ACT.165 バイオレンスミッションフェーズ 9 系妄想 ~前編~


いやいや  何度もシツコクて申し訳ないですが 


 


光の箱庭 @惣也さんに おハナシを提出して赤ペンてんてーして貰い

再提出しなければ逝けないのですが 

ダ/メ/人/間/な私メは、一度提出した事でヘンな余裕をぶっこいていまして 

本誌発売の前にちょっと妄想もしておきたいなぁと 

フラフラと書いちゃった 

すみません  企画はこれから隅々まで見直ししてお出しします 



企画でェロに浸かりまくっていたので今回はェロはナシ 

架空人物ちょっと有りです。

次の本誌発売までには後編もうpしたい 

それでも可の方はどうぞ 










ACT.165 バイオレンスミッションフェーズ 9 系妄想 ~前編~




















☆斜め文字は英語と思って下さい。












事故後、打ち合わせで席を外していた社が大慌てで戻り

至急病院に行く運びとなり、蓮に緊急入院の措置が取られた。

検査の結果幸い何処にも怪我は負っていなかったが、

あれから蓮の意識が戻って来ないと言うのが最大の理由だった。

しかし入院していても復帰の見込みが計れず、

この儘では仕方ないとだろうと言うローリィの意向で

表向きには入院中で面会謝絶の形を取り、蓮は極秘に宝田邸で静養することになった。

そんな蓮にどうしても付き添いたいとローリィに懇願したキョーコも

一緒に宝田邸に移動し、既に一週間程が経っていた。

街中を舞う風が暖かさを増して来た夜半、静かな長い廊下をひたひたと歩いて

キョーコは大きな扉の前に立ち、一つ深呼吸する。

コンコン―――丁寧にノックをしながらもキョーコは返事を確認しない儘その扉を開けた。

常のキョーコの行動からは考えられないことだが、部屋の主。

基(もとい)住人は文句一つ言うでも無く柔らかそうソファーに座っていた。




「敦賀さん。こんばんは、只今帰りました。今日の調子は如何ですか?」



「……」




宙を見つめた儘の蓮にキョーコは努めて明るい声で話し掛けた。




「今日は朝からお天気が良かったから“BOX-R”のロケは思ったよりも進んだんですよ?

まだ二・三日はお天気が続くようなので明日辺りでもお庭を散歩してみませんか?

きっと気持ちがイイですよ?敦賀さん?…」




キョーコの問い掛けにも蓮は相変らずただ宙を見つめているだけだった。

そんな蓮の傍に行き、キョーコは手を引いて行動を促す。




「もう、お風呂は済んでいますよね?さあ、歯を磨いて寝ますよ?」




洗面台に連れて行き歯ブラシに歯磨き粉を付け手渡し、口まで運んでやると蓮は歯を磨いた。

無意識の行動と言うのか、上の空の儘の行動と言った方がいいだろうか。

与えた行動を一通りはする。が、その行動は意思を持たずにやっている為

適当な所で止めないとずっと同じ行動をしてしまうのだ。

そのされるが儘の行動は、日々少なからずキョーコを傷付けていった。




「もう止めて下さい……じゃ、寝ましょうか?」




キョーコは再び蓮の手を引いてベッドへと移動した。




「あ、敦賀さん…私、今日…安南監督に褒められたんですよ?

仕返しされちゃうシーンでも“凛として媚びない感じがイイ”って

“理想通りだ”って言ってくれて…嬉しくって、敦賀さんに報告しようと思ったんです」




寝かし付けたり寝具を整えたりと、甲斐甲斐しく世話をしながら

にこにこと話すキョーコにやはり蓮は宙を見つめた儘何の反応も返さなかった。




「敦賀…さん」




キョーコはぐしゅっと顔を曇らせたが礑(はた)と顔を上げ、

ソファーに置いた鞄の中から小さな蟇口(がまぐち)を取り出し蓮に駆け寄った。

そして大きな手を開いて、蟇口(がまぐち)から蒼い石“コーン”を取り出し

その手に握らせ、自分の小さな手を重ね大きな目を瞑り祈り始めた。




「お願い、コーン…最後のお願い…もう貴方に逢えなくてもイイ

今まで吸い取ってくれた私の悲しみや苦しみ、倍にして返してくれても構わない

だから…お願い、敦賀さんを助けて!!あの優しい笑顔をもう一度見せてっ!!」




しかし、キョーコの切ない願いにも蓮は何の反応も示さなかった。

キョーコの柔らかい頬につうと涙が伝わった。




「敦賀、さん…私を、守ってくれるって言っていたのに…」




こんな事で蓮の症状が治る訳が無いとは思っていたが、

一縷の希望が絶たれたようで胸が締め付けられ、

堪えていた涙が幾筋も零れ、重ねた手にぽたぽたと落ちていった。




「帰って、来て…戻って来て、よっ!!敦賀さん…

悪い、夢から…早く目覚めて…っく…お願いっ、コーン!!」




しゃくりを上げる程になった喉に息が詰まる。

最後に言ったコトバは嗚咽になっていたのではないだろうか。

だが、その時蓮の指先が僅かに震えた。




仄暗イ霞ノ中デ声ガ聞コエル…

アレハ誰ノ声ダ?

泣キ声ト叫ビ声…

助ケタイノニ身体ガ動カナイ…

冷タクテ身体ガ凍ッテイク





「うぇーん…またおこられちゃうよ…どうしてこんなに馬鹿なんだろう」


小サイ女ノ子ノ声?


「ううっ…かわいそう…コーン、かわいそう」


聞キ覚エノアル声…


「どうしよう…!!もし本当にコーンが居なくなっていたら…!!」


キョー…最上サン!?


「早く目覚めて…っく…お願いっ、コーン!!」


何故、泣イテイルノ?泣イタライケナイ、俺ガ守ッテアゲルカラ…


お願い!!ひっ、嫌ぁあ…助けて!!誰か!!」 


…?違ウ…最上サンジャナイ…ダレガ?


嫌ぁぁっ!!リック!!死なないでっ!!


ミ…ラ!!




横になっていた蓮の身体が小刻みに震えだし、キョーコは思わず顔を上げた。




「っ、敦賀さん?」


ぅ、ぅわ!!リック…リックが死んでしまう


敦賀さん?敦賀さん!!どうし…しっかりして下さい!!


急がないと!!血を止めないと!!




突然飛び起き、蒼白になり取り乱して震える蓮にキョーコは

そっと包み込むように抱き締め、ゆっくりと同じ言葉で語りかけた。




大丈夫よ…リックは大丈夫、助かったわ…


……助かった?


そう、だから…安心して?




キョーコは蓮の広い背中に片手を伸ばし、

幼児(おさなご)を宥めるようにぽんぽんと優しく叩いた。




可哀想に…こんなに震えて…もう怯えなくてもいいんですよ? 」


リックが助かった?…怯えなくて…イイ?


心配しないで?大丈夫ですから、敦賀さん


大丈夫?…ツルガ?


貴方の名前、よ?…敦賀蓮…敦賀さん…私が、分かりますか?」


ぇ?キョー…キョーコ…ちゃ…最上さん!?」




漆黒の双眸が精気を取り戻し、焦点を合わせてキョーコの顔を見つめた。




「はい、正解です。お帰りなさい…敦賀さん」




蓮の返答にキョーコはほっと深い吐息を吐くと春の陽溜まりのような

柔らかい笑顔を浮かべ、呆然と佇む蓮の彫刻のような頬に唇を寄せた。












~つづく~













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氷樹といいます。
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蓮×キョ好きです。

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