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キョーコ/鬼/畜/眼/鏡/編/Ⅰ

―――頭の中がぼんやりと霞み掛かるように
    虚ろになっている。 

―――何故、私はこんなことしているのかしら?―――


そんなことを頭の奥で考えながらキョーコは闇の中に佇んでいた。

















『こんな時間にすみません。
実はまた相談にのって頂きたい事があるんですけど・・・』



そう言って日付も変わる頃に訪れ、見慣れた
蓮の部屋で何故かキョーコは蓮の腕の中にいた。
片手を蓮の胸に添えそしてもう片方は蓮の股間へと伸ばされていた。



「いけないヒトですね。この間演技指導でキスをしたからって…
続きをシようって思ったんですか?こんなになっちゃって…」



瞳は冷たく口角だけを少し上げてクスクスと微笑む。



「も…上さん?…いや・・・君はダレ?」

「アナタの可愛い後輩じゃないですか?
違うんですか?それとも…恋人だ、とでも?」

「確かに君は大切な後輩だが…」

「大切な…ね。じゃあ、敦賀サンは好きでもないコに
こんなになちゃう先輩なんですか…随分と非道いヒトなんですね…
やっぱオトコノヒトってそんなもんなんですね…」

「いや…それは…」

「ダメな先輩ですね。
しっかりとお仕置きされなきゃダメでなんですね?」


瞳を細め挑戦的に挑んで蔑んでくる。
一体誰なんだ?俺の瞳(め)の前の娘(こ)は!?
俺の知っている彼女じゃない…思わず蓮は心の中で呟いた。
ナツ?否、幾ら役に入ったとしてもこんな事普段の“天然記念物的乙女”の
キョーコならとても恥ずかしがって絶対有り得ない事だ。
姿・形・香りまでは一緒だが明らかに纏う雰囲気が違う…威圧的なそれ・・・
いつものキョーコと違う――処は…眼鏡?
そう言えば何故?彼女は視力がイイ筈だ…もしかしてあの眼鏡が原因?だとしたら、
もう少し彼女に乗せられて様子を見るべきか?そうもしかしたらこんな彼女は二度と
御目に掛かれないかも知れないし――
こんな事を思う俺は相当意地が悪いか“M”なのかも知れない。
蓮はキョーコの視線を絡め取るように見つめて、その挑戦状を受け取った。


「俺は何をされるワケ?」

「じゃあ、先ずしゃがんで、そして後ろで手を組んで外しちゃダメよ?
そしてその格好で・・・そうねぇ、キスして」


ソファに軽く腰掛け膝丈の柔らかい生地のスカートから伸び出たキョーコの
細く白い脚が綺麗に組まれその爪先を突き出す。


「お嬢様の望むままに…」


跪きながらゆっくりと脚の爪先からキスをして行く、
甘いキョーコの肌、今までこの腕の中に抱き留めてきた
どんな女性のものよりも甘美だと思った。
キョーコに触れる事が許されている。
そう思うと蓮の理性が吹っ飛びそうになった。
だが、今は自分の欲望より瞳の前の彼女の正体を突き
止めなければ!何とか自分を理性で押し止める。


「誰が舌を使ってイイと言ったの?」


突然の無機質のキョーコの問いかけに
思わずびくついた。


「“キスして”と言ったのよ?
舌を使ってイイとは言ってないわ」


何も感じてないような冷たい瞳で睨まれ蓮の背筋に
冷たい感覚が走る。
一体誰が君を支配しているんだ?


「ごめん…気を付けるよ。じゃあ吸うのはイイ?」

キョーコはフッとまた口角だけを上げて
一瞥して無機質に応える。

「考えなさいよ」

「お嬢様の仰せのままに…」


蓮は啄ばむように赤い華を所々に散らしながら
徐々に太腿へと唇を滑らす。
その時、蓮に触れたものに身体中に電気が走った。
まさかキョーコがこんな事をしてくるなんて
思いもしなかった。
視線を移すとキスをしていない方の脚の先が
綺麗に伸びて蓮自身をジーンズの上から
確認するように撫で上げて来た。


「な…に?」

一瞬血の気が引いた。


「益々勃起しているじゃないですか、
本当にオトコのヒトってどうして
こうなんでしょうね?それとも先輩だけですか?」


見下すような瞳で楽しそうに責めるその口調。
愛しい少女の皮を被ったオンナ・・・
その正体を確かめるべく意識は他所に向けていた
と言うのにキョーコに触れている歓びに蓮は無意識に
ジーンズの前がきつくなる程昂ぶらせていた。


「…だとしたら?…
今度は何のお仕置きを受けるのかな?」

「そうねぇ…」


楽しそうに瞳を伏せ顔を反らした一瞬の隙を見つけ
距離を詰め蓮は眼鏡を奪い取った。


「やっ!!!」


彼女は両手で顔を覆いその侭動かなくなってしまった。
暫く沈黙が続いたが余りに微動だにしなかった為、
蓮から声を掛けた。


「最、上さん?だ…大丈夫?」

「…敦…賀さん、私…何を?……
…っっっっっってイヤぁああああ~~~!!!」


顔面蒼白になりながらLME一の肺活量を活かし
思いっ切り叫ぶ様はいつものキョーコ。
ああ、いつもの彼女だ。漸く帰って来た
思わず手を伸ばしその華奢な身体を抱きすくめる。


「つ…つつつ、るが、さん??」


今度は真っ赤になりながら慌てふためいている
その姿に安堵し少しだけ背中に回した力を緩める。


「お帰り、最上さん」

「ふぇっ?」


気の抜けたキョーコの返事に苦笑いをしながら
蓮は先程の様子を探る。


「いつもの君じゃなかったから、さっきのヒト。
まるで別人になったと言うか・・・
何かに取り憑かれたようで…
ナツ以上の鬼畜さがあったそんな感じがあったから、心配した」

「別人?・・・取り…憑く…!?」

「何か心当たりでも?」

「あ・・・あの・・・いっ・・・一週間前に敦賀さんにキ…ス、の仕方
教えて貰ったじゃないですか…それで・・・・・・になって・・・
・・・しまって・・・悩んで・・・・・・を貰って・・・・・・」


真っ赤に俯きながら段々尻窄みになって行く言葉に思わず止めに入った。


「ごめん、途中から聞き取れなくって。
もう一度話してくれる?」


そう言った蓮をキッと凝視して暫くの沈黙のあと
肩を震わせながら、キョーコは滝のような涙を零した。


「!!・・・も・・・最上さん?」

「あ…貴方は本当に天然のイヂメっ子ですか!?もう!!ですから、
キスの後…へ、変な気持ちになって来て…敦、賀さんのことが気になって…
仕方なくて、切なくて…苦しくて・・・わたし、もう、二度とダレにも恋なんて
しないって決めたのに…うっ…」

「えっ!?」


突然のキョーコの爆弾発言に蓮は言葉に詰まった。
俺は都合の良い幻聴を訊いているのか?


「ある夜、悩んで辛くて寝れなくって、近くの公園へ散歩に行ったら…
知らない綺麗な女のヒトが“そんな自分を変えたいなら”って
あの眼鏡をくれたんです。それで試しに眼鏡を掛けたら自分でも驚く程気持ちが
すっきりしてきて…好きって伝えようって…けど、あんな事するつもりじゃなくて…
自分じゃなくってどうにも止められなかったんです。ごめんなさい…」


一週間前。その日は演技指導として
俺が彼女にキスをした日。
ドラマ―――BOX-Rに急遽付け加えられた
ナツのキス・シーン。
初めてのラブ・シーンでしかも“ナツらしく”と悩んでいた
彼女に付け込んでした。この想いを伝えられなく
唯己の欲望を込めた行為。それがこんな結果を招くとは…


「今、言ったこと…本当?」


腕の中の顔を覗き込む。


「え・・・え・・・//////・・・あ、の…すみません!すみません!
敦…賀さんはただ・・ただ親切に先輩として教えて下さっただけなのに…
私ったら変なこと考えちゃって、本当に馬鹿な後輩でごめんなさい…うっうっ…」


震えながら必死に答える姿もまた愛しくて堪らない。
両手でそっと彼女の髪を指で梳きその侭耳の後ろから顎のラインを滑らせ
俺の方へ顔を向かせ涙がポロポロと流れ落ちる目尻に口付けた。
涙が伝わった頬にも口付けを落とし、その可愛らしく柔らかい唇に
軽く触れるだけのキスをする。


「もう泣かないで?馬鹿なのは俺の方だよ。
君が俺のことを想い始めてくれたのに気付かないなんて、大馬鹿だ。

…この前のキスは本当は俺がしたかったんだ…

他のヤツが君に触れる前に。
君は“二度と恋なんかしない”と言って全ての行為を拒否していた。
だから安心していた。誰も君に触れられないって。
しかし仕事とはいえ他のヤツが君に触れる…嫉妬で狂いそうだった。
だから君の心が手に入らないならばせめて、せめて君の初めての相手になりたかった。
だからあんなキスをした。なのに…君が俺を…どうしよう…幸せで軽く死ねるよ…俺…」


思わず抱き締める腕に力が篭る。


「ねぇ、最上さん。君を取り敢えず大切な後輩から大切な恋人にして良いだろうか?」

「つ…敦、賀さん…ん…ぅん…」


返事を待たずに深い口付けを落す。
角度を変え何度もその甘い口腔を貪る。無意識に逃げる舌を追いかけ絡め吸い上げる。
くちゅくちゅと卑猥な水音がリビングに響きわたった。
濃厚な口付けの所為で酸欠になったのかそれとも口付けが腰に来たのか、
急に力の抜けたキョーコをしっかりと抱き止めた。
いつも以上に潤んだ瞳は上気し、艶を含んできている。
拙い・・・どれを取ってもヤバイだろう!!
しかもさっき焚き付けられたアレは充分に戻ってきているし!!


「ねぇ、最上さん。君は本当にオトコの
嗜虐心を擽るね…」

「・・・へっ!?な?」

「俺のコレ、責任を取って欲しいんだけど」


そう言うと蓮はキョーコの痩躯を抱き寄せ存在感を
示した自身のモノを押し付けた。


「に″ゃっ!!!」


相変わらずの声量で叫ぶ声にビクつき飛び跳ねる身体。
その反応を伺い気を良くした蓮は固まったその身体を
素早く抱き上げ寝室へと向かう。


「つ・・・つ、降ろして、下さい~~
いったい何処へ連れて行く気なんですか?」

「え?寝室だけど?・・・もしかしてリビングでしたかった?」

「!!じゃなくって!そんな破廉恥なっ・・・」

「そう?結構破廉恥なことされて煽られたんだけど、俺」


反論できないように笑顔で答えると時々見せるピキッと
させた表情でキョーコが固まった。


「似非紳士スマイルは止めて下さいって
言っているじゃないですか!!」

「・・・似非って、随分な言い方だと思わないかい?」


そうこう話をしている内に辿り着いたベッドにそっと横たわらせたキョーコに
静かに覆い被さり羞恥に染まる顔を覗き込み、胸の奥にあった疑問を突きつけた。


「最上さん、
そう言えば何処であんな誘い方を憶えたの?」

「え?誘う・・・って?」


彼女の手を自身の欲望へと導いた。


「こうやって、手や足で煽っただろう?」

「ひぁ////!・・・違っ!アレは私の意思じゃなくって・・・何て言うか身体が勝手にと言うか・・・
眼鏡を掛けたらモノ凄い破廉恥な思考が私の範疇を超えて入ってきて!
それで、勝手に身体が動いたんです!!そんな・・・オトコの人のあそこがあんな事で
大きくなるなんて知らなかったんです~~」


涙を浮かべながら必死で話すキョーコの信じられない内容に蓮は微動だに出来なかった。


「眼鏡って・・・さっき掛けていた・・・これ?」


シャツのポケットに仕舞いこんだモノを取り出す。


「そう!掛けると何か変なんです!」






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蓮×キョ好きです。

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