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my better half 中編


2010年9月1日 摩訶不思議之國*借虎威* 苳蕗じゃらしさま宅に載せて頂いた


『 my better half 』を加筆・修正したものです。

安南監督・尚・祥子・レイノ・少女など適当なオリキャラなどが

登場してきますので、苦手な方はお引き返し下さい。
















程無く蓮達は渋谷に着き、空いているパーキングに車を止めた。

社が暗闇に聳え立つビル群を眺め、ごくりと喉を鳴らす。





「この界隈と言っても店は何百とあるぞ!? 何処から探して行く気だ?」




「勘ですが……たぶん、クラブとかそう言う処にいる気がするんです。

……そこいら辺を中心に探しましょう」





言い終わらないうちに蓮は携帯と持っていたノートパソコンで近くの店を検索し始めた。





「しましょう……たって、

クラブなんてお前が行けば騒ぎになってそれどころじゃ無くなるだろう?」




「大丈夫ですよ。帽子とサングラス掛けますし、

それより早くしないと大変な事になりそうなんで」




「そうだな。けど、お前だと分かられたらスグ帰らざる得ないからな?」




「充分、気を付けますよ」





蓮は苦笑いを浮かべ漆黒の双眸を隠すようにサングラスをかけて、

煌びやかなネオンが輝く夜の街へと踏み出した。





目的のクラブが入っているビルはすぐ近くにあった。

平日の夜だと言うのに店内は刺激を求める人々でごった返している。





「スゴイ人だな……」




「ええ、うんざりしますね」




「やっぱり若い子が多いな、俺みたいなのは少ないよな」





社は人の多さにややげんなりしたように呟いた。

犇(ひしめ)く人込みを掻き分け進むにつれ、隣の社の声も聞き取れないほどの

音量が流れる店内を蓮は目的を果たすべく群集に瞳を凝らす。

その時、店内の隅にまるで全ての人物の品定めをするような

じっとりとした視線を放つ人影に蓮は気付いた。

訝しげにそれを辿ると、

眩暈がしそうな人込みの中でも異彩なオーラを放つ人物が目に入る。

負けず嫌いが表れている意志の強そうな眼差し。

常は鳴りを潜めているが、隠し切れない芸能人としての華。

奇跡だと思った。

こんなに立ち所に見つけれるなんて……普段は祈らない神に感謝したほどだった。

蓮は社に合図し、人込みを掻き分け目的の場所へと突き進む。

するとカウンターに寄り掛かっていた少女は、

丁度声を掛けてきたオトコと奥の通路へ向かい始める。

蓮がその長い脚を活かし、駆け出した。





「最、が……!!」





呼び止めもそこそこに蓮は長いその腕を伸ばし、

惜しげも無く晒された細い肩に手を掛ける。





「……ダレよ? アンタ!?」




「……っ!?」




振り向き様の今まで向けられた事の無い剣呑な眼差しに蓮の言葉が詰まった。

隣のオトコが怪訝そうな表情を浮かべ少女に顔を覗く。




「ナッちゃんの知り合いじゃないの?」




「……知り合いじゃない。けど……アンタよりは良いオトコだわ、

アンタは止めてこっちにしようかしら?」




「……それは光栄だね」




「はあ!? ふざけんなよっ!!」





少女の大きな瞳にちらっと一瞥され軽口を叩かれたオトコは激昂し、

殴る為かその腕を振り上げた。が、それは敢え無く蓮に防がれてしまう。





「ぅっ、痛っ……てな!! 離せよ!!」




「女の子に手ぇ上げちゃダメだろう? それに彼女には先約してあるんだ。

大人しく引き返してくれるかな?」





蓮の口元には笑みが浮かべられてはいるものの、カタチだけのそれと

分かるくらいの圧力を放ち、また薄いサングラスの奥から光る怜悧な眼差しが

場の温度を下げる効力を十分に持っていた。

捻られた腕がミシリと軋みオトコは悲鳴に近い叫び声を上げる。





「ひっ!! 分かった! 分かったよ! 俺が悪かった!! 

帰る、帰るから離してくれって!!」




「話が分る人で良かったよ……」




「……っ、ツレがいるのに付いてくんじゃねぞ! 畜生!!」





解放されたオトコは従来通りの捨て台詞を吐き、狭い通路を駆け戻って行った。





「最上さん、大丈夫?」





蓮は振り返ると改めてキョーコの様子を確認をした。





「最上? アンタもこのコの知り合いなの?」




「やっぱり、キ ミ……?」




「ちょっと待ってよ……」





少女は尚と会った時と同じように形の良い柳のような眉を顰めて一寸考え込んだ。





「……あぁ、アンタ敦賀蓮ね、不破と言い今日はよく芸能人に会う日ね。

けど、ま、イイわ……アンタの方がイイ男だし?」




「最上さん……今日、不破と会ったの?」




「ええ、この近くでね。

このコがかなり、むかついていたみたいだからちょっとイジメちゃった」





少女は目を細めくすくすと楽しそうに微笑した。

その様子に蓮は何とも言えない表情をしたが構わず少女は独り言ちた。





「それで、ええと……アンタのことは意地悪で優しい先輩?? 何ソレ?? 

ああ可笑しいこのコ、ホントに可笑しいコね……

え、あと何この想いは……嫌われているけど好き? 恋しちゃダメ? 複雑なコね」




「え!?……」





少女の独り言を拾い蓮は更に表情を複雑なものにしていった。





「(今、この子は何を言ったんだ……

俺が最上さんを嫌っている!? そして俺に恋しているだって!?)……」





何を以ってそうなるのかと思考に篭り掛けた時、少女の鈴が鳴るような声に意識が浮上する。





「ううん、そんなことより……ねぇ、敦賀サン……一体何の用? 

アタシ、今までを取り戻す為にこれからめーいっぱい遊びに行く予定なのよね。

だから忙しいの」




「だったら俺と遊ばないか? 予定、特に決めてはないんだろう?」




「ツマラナイ遊びじゃ、嫌よ?」




「OK、女の子の要望には応えないとね。取り敢えずココを出よう?」





少女の挑むような眇めた視線に蓮は妖艶な笑みで応え、離れた所に居る社に合図した。





「ドコへ行くの?」





走らせた高級車の助手席から外の景色を眺め少女は蓮を横目で見た。





「俺の家へ……車、邪魔なんでね」




「……あそこに行ってみたいわ」





少女は車窓から見える目に付いた高層のホテルを指差した。





「俺の家ではお気に召さないかな? どうせ時間はたっぷり有る。

気に入らなければ何処かへ連れて行ってあげるよ……それとも俺の部屋、来るの恐い?」




「いいえ……そうね……一流芸能人の自宅ってのも見てみたいし……行くわ」





蓮の挑発するような口調に少女は少しむっとした様子を見せ、

シートに深く身を沈め不貞腐れ気味に答えた。

憑依されても尚負ん気が強い所は変わらないのかと緩みそうな口元を引き締め

蓮はマンションへと車を走らせた。
















もう少し頑張ります (`・д・´)キリッ





















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(`・д・´)キリッ
が可愛いです(笑)

内容面白しろいです!!
まさか憑依されてるとは(^_^;)
キョコちゃんの身体は大丈夫かしら。

続き楽しみです(^-^)/

Re: sanaさま。

こんばんは~

(`・д・´)キリッ 気に入って頂けて嬉しいですw
また内容も気に入って下さり嬉しさ倍倍です(´∀`*)ウフフ


> まさか憑依されてるとは(^_^;)
> キョコちゃんの身体は大丈夫かしら。

さぁ、どうでしょう!?w
ご期待に添えれるよう頑張りたいと思います(*/∀\*)ニヒャw
ありがとうございました。
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