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ACT.200 願いごとは一つ続き妄想


こんにちは~北の地も段々暑くなってきましたが  

何とか生きていますぉ ヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノ

前回のモーソーに沢山の拍手とおコメ様ありがとうございます 

お返事も返さない不届きモノですのでお許しくださいです (m´・ω・`)m ゴメン…

今回はちらっと続きを書いてみましたw

もっと早くうpするつもりだったんだけどなぁ……

相変わらず筆が重ければ腰も重たいわ~(太っている意ではナイw)

今回はェロがないので全年齢のお嬢様 カモーーщ(゚Д゚щ)ーーン ですが

ェロ期待した方はスマンコでし (∩゚д゚)アーアーきこえなーい←

と、いうわけでそれでもおkな方だけドゾ (/ω・\)チラッ

本当いつも温かいおコメにポチ重ね重ねありがとうございます チュッ( ´з`)ノ⌒☆












消えてしまいたかった。

この現実から……

消してしまいたかった。

この心に芽生えた想いを……

穏やかに微笑む敦賀さんを見て爪先立ちの踵を下ろす。

ぐらりと背後から落ちる独特の感覚に一瞬、身の毛がよだつけど

私を包むのは恐ろしいほどの安堵感だった。

見えなくなる敦賀さんと断崖。

少しの心残りはあるけれど敦賀さんに―――な気持ちを知られるよりマシだと思った。

こんな我儘で醜い私なんか……

他の子なんて見ないで私だけを見て愛して欲しい。

こんな感情を抱いたから母親(あのひと)もショータローも私から離れていったのだ。

気に入られる為に自己犠牲をして、形振り構わず尽くしても

疎まれるだけでそのことにも気付けないお馬鹿さんだった。

こんな私に優しくしてくれた唯一の存在……

私が最後に我儘を告げた妖精さん。




『また会える……?』



『行かないでェ……』




望みは叶わなかったけど、私の涙が止まるようにと魔法の石をくれた彼。

あの時私の我儘が叶って彼が居てくれたら、

私はショータローに嫉妬をぶつけたり、

敦賀さんの手をとることが出来ただろうか?





「……コーン」




「なに? キョーコちゃん?」





私の呟きに応える耳の直ぐ側で聞き覚えのある美声にぎょっとする。

気付くと止まっている浮遊感と背中に当たる温かい感触。

慌てて瞼を開けると麗しく微笑む敦賀さんの腕の中に私が居た。





「えっ……!? 敦賀さん? どうして?」





分らない。 おかしい。 どうして? 敦賀さんが何故ここに? 

目の前の姿に心臓が飛び出すくらいびっくりした。





「キミが俺を呼んだからだよ」





「だって敦賀さんはさっき崖の上に……それに私が呼んだのは……」





「崖? くす。 キミが飛び降りることは予想していたから待っていたんだよ」





いやだ。 そんなに穏やかに微笑まないで、

私のことは放っておいて欲しいのに……





「は、離して!! 離して下さい!! 嫌です!! イヤっ……」





「離さないよ。 どうして離さなきゃダメなんだ?」





もがけばもがくほど強くなる腕の力に泣きたくなった。





「もうダメでなんですっ!! いま敦賀さんに失望された私、耐えられない……」





「失望? 俺が? キミに? なんで?」





「この儘側に居たら、純潔を守ると誓ったのに邪な想いで敦賀さんを見てしまうことを……

セツカのじゃない私が抱いているこの醜い感情を敦賀さんは鋭いから気付いてしまう。

そうしたら……敦賀さんは私を懲りもしない馬鹿な女だと軽蔑するでしょう?」





するつもりのない吐露に体がガタガタと震えてくる。

敦賀さんのひと声を待つ間が長くて指先から凍っていく気がした。





「嫉妬すること? 確かに嫉妬は醜く恐ろしいよね」





ふうっとダメ息混じりな敦賀さんの言葉に胸の奥がひやりとした。






「けどその度に自分の相手に対する執着度と愛情の深さを認識する。

だから決して悪いことだけじゃないと思うけど?」





確かにそうかもしれない。

でも、貴方は真実を、私がされてきた真実をその局面を知らないからそう言えるのだ……

何が悪いの?と美しい相貌をひょいと傾げて

正論を突きつけてくる敦賀さんに猛烈に頭にきて目の奥が熱くなった。





「敦賀さんは嫉妬するなんて必要がないからそんな悠長なことが言えるんです!!」





「何故、俺に必要が無いなんて思うの?」





「だ……って、お仕事には真摯だし、格好も良し、

何でも出来るし、皆に愛されているからです」





「ありがとう。 

でもね、そんなことも必要なヒトから必要とされないと意味が無いんだよ」





「えっ?」





トーンを一段落とし、語られた切なげな内容に思わず美麗な顔を覗き込んだ。





「どんな賛辞を周りから受けようとも、

求める唯一人のヒトから必要とされなければ持っていても意味が無い。

それに、そのヒトが何でも出来るって言う俺以外の誰から助けを受けたり、

俺以外に助けを求めたら周囲を妬むのは当然だろう?」





「敦賀さんほどの人を求めないヒトが居るんですか?」





それを言った途端に後悔した。

私の馬鹿!! 何てことを聞いてしまったのだろう……

聞きたくない。知りたくない敦賀さんの想い人の人物像がぼんやりと現れる。





「うん、一向に俺の気持ちに気付いてくれなくってね」





耳を塞ぎたくって堪らないのに、

敦賀さんの想い人を確かめてみたいと思った自分の愚かさに辟易してくる。

知ってどうするというのだろう……





「……それはお辛いですね」





その人は敦賀さんにそんなに想われているのに随分と鈍いヒトらしい。

敦賀さんの気持ちに同調したいのに上辺だけで答えているような自分に嫌気が増してくる。





「うん、そしてね他の男と連絡を取っているみたいだから、

余りに頭にきてこの前ベッドに押し倒した時犯してやろうかと思ったくらいなんだよ?

最上さん?」





「へっ?」





一瞬、鉄板のコント宜しく後頭部を殴られたような衝撃に体が固まった。

いま何と言ったのだろう、この人は?





「俺が求めている相手はキミ。

あの時、キミがセツカを演り通してくれなかったらかなりヤバかった。

普通に犯罪者だったかも」





「えええええっ!?」





「結構危なかったんだよ? 気付かなかった?」





予想もしなかった敦賀さんの告白に思考がパニックに陥る。

自分の顔からぼん!!と火が出るのが分った。

そ、そんな大それたこと、わ、私相手に考えていたんですか!?

ニコニコと笑いながら言われても緊迫感が伝わりませんよ敦賀さん!!

それよりも私の頭の中はあの時の敦賀さんの生肌とか感触とか

温もりとか破廉恥な情景が立て続けに浮かび居た堪れなさに拍車を掛けていった。

あああああ!! 

出来るならゴロゴロと転がってエビフライになってしまいたい!!





「キミが褒めてくれる俺ですらこうなんだから、安心して何でもぶつけておいで?

漸くキミの心が動いたんだ。 どんなことがあっても離さないよ」





ダンゴ虫のように小さくなった私を柔らかく包む敦賀さんのフレグランス。

温かく抱きしめられ身も心も軽くなった気がした。





「敦賀さん……」





「キミの我儘も嫉妬も俺をメロメロにする材料にしかならないんだからね」





「めっ……!!」





「嫉妬なんて忘れるくらいキミだけを愛してあげる。 大好きだよ、最上さん」





身悶えるくらい恥ずかしい言葉と降ってくるたくさんの口付け。

うっとりと身を任せてしまった私は……

迂闊に焼きもちを焼いた時には足腰が立たなくなるくらい

愛されるという恐ろしい教訓を覚えた。













  ―――やっぱりさ、

  ―――あのあとしたんだ

  ―――外人って所構わず?

  ―――それより兄妹ってこと突っ込めよ!!








ざわつくスタジオの片隅で私は、

身体に付いた無数のキスマークを晒して敦賀さんの演技を眺めている。

後から聞いたハナシでは皆の前で抱きしめられた私はその儘気を失ったらしく

敦賀さんに控え室まで運んでもらって看病されていたのだという。

クランクアップの後を考えるより、

今この現場を乗り切ることを考えなきゃいけなくなった。

やっぱり嫉妬はロクなもんじゃない。

もう絶対に嫉妬なんてしないんだから!!
















おわり。
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ほんわかですね

コミック発売されたのでやっとこのブログを読めました!
心温まるお話ですね。ほっこりです。
かなり最後まで読まないと現実なのかキョコさんの妄想なのか分からないのもイイ!です。
鉄板のコントの文字に、一瞬お好み焼きの鉄板で後頭部を殴るネタを想像したのは秘密です。ほほ。
またお時間ある時にでも更新して下さいね。楽しみにしております!

Re:大変遅レス…殴ってください

いつも温かいおコメありがとうございます!!
ちょっと混乱気味なハナシになっていますがw楽しんで頂けたら幸いです(m´・ω・`)m
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ド素人のスキビブログ18禁@氷樹


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秋と言えばまつり!!
神ご所望により御所にてまつり開催中!!
もちろん年齢に達していないお嬢さま方はイっちゃだめよ!!

プロフィール

Author:hyojyu
氷樹といいます。
北の大地に生息しています。
蓮×キョ好きです。

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