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ACT157. バイオレンスミッション フェーズ4 より妄想 (4)

あぅ、何度もずみばぜん

いつもの如く、続きモノを無視して妄想に

ひた走る私・・・・・・ああ、ダメ人間


また、ェロなしです

適当なオリキャラが出てきます

尚と祥子さん出てきます

苦手な方はスルーで










騒つくスタジオ。


何処からとも聞こえてくるその原因。


「えっ?これから不破尚が来る?どうして?」

「この映画の主題歌を歌うのが不破尚だろう?」

「そうか」

「それで曲のイメージが映画の雰囲気に合っているかを見ておきたいとか言ったんだって」

「意外にマジメなんだな」

「不破尚不敗神話があるのも頷けるな」


などと云々話題が盛り上がっている。




その端でキョーコが耳敏く遠くに聞こえる〝不破尚〟と言う響きを拾い上げた。

沸々と湧き上がる素の最上キョーコと怨キョがぴょこんと顔を出しかけたその時、
キョーコに久々の怨・恨・怒の、所謂〝ブラック周波探知アンテナ〟が発動した。


にょろろろろと嬉しそうに出歩くソレを繋ぎ止め、


背中にぷすぷすと刺す痛い程の視線と背筋に流れる嫌な汗を感じつつ


恐る恐る視線の元の方向を背中越しに覗くと大魔王を降臨させた蓮と瞳が合った。


キョーコの顔から血の気が引いた。




「セツ・・・ちょっと」


蓮はすっくりと立ち上がり、強引にキョーコの細い手首を
引っ張りスタジオの壁側にずかずかと連れて行った。


「っ・・・、痛いよ、兄さん」


冷たい壁に押し付けられ長いコートに腕を通した大きな身体に
覆われるようにその華奢な身体を拘束される。

剣呑な瞳で見下ろされキョーコは思わず息を飲んだ。


「兄さ・・・ん?」

「今の君はダレ?」

「え?」

「今、君はダレなの?」

「セ・・・セツカ・ヒール」

「そうだ。じゃ、君の一番大事なヒトはダレ?」

「・・・兄さん」

「そうだ・・・お前は今、超兄コンのセツカだろう?
だから俺だけ見ていて、俺だけに集中していればイイ。分かったな?」


蓮の瞳から剣呑さが消え穏やかな色に変わると、
それと共にキョーコの瞳が呼応しセツカに戻った。


「ええ、モチロンよ。ありがと・・・大好きよ、兄さん」


そしてキョーコは蓮の広い背中に腕を回し温かい胸にその身を預けた。


「いいコだ」


蓮は愛しげに華奢なその身体を抱き締め囁いた。


「「「・・・・・・」」」


その様子を遠巻きに見ていたスタッフ・共演者が再び固まった。


そしてその静寂を破るように黄色い歓声を纏い不破尚が現れた。

その声に監督が台本から顔を上げ立ち上がった。


「やあ、ようこそ、いらっしゃい不破君」

「お邪魔します」

「今回はすみません。突然お邪魔してしまって」


尚の傍でマネージャーの安芸祥子が丁寧な挨拶をして入ってきた。


「いやいや、主題歌も映画の大切な一部だ。
映像と音楽、二つが合って初めて一つの作品となる。
この雰囲気を取り込んで良い作品にしてくれよ」

「はい、是非」


監督の激励に尚は意気揚揚と返事を返した。


「そうだ。主だった人物を紹介しよう、おおーい皆集まってくれ」


監督の号令の元、蓮もセツカの抱擁を離してのろのろと向かう。
キョーコは出演者ではない為、壁に寄掛かってその様子を眺めていた。


「不破君、此方が主人公のマサハル役の小梨旬君。」

「初めまして、宜しくお願いします」

「初めまして、いつも歌聞いています。この前のアルバム買ったんですよ」

「ありがとうございます。俺も前回のドラマ、ハマって観てましたよ」


尚は難なく挨拶をこなしていく。


「そして此方が準主役になるBJ役のカイン・ヒール君」

「・・・」

「宜しくお願い・・・ってカイン?外国人?」


尚は差し出そうとした手を止め、顔を上げてその人物を覗き見た。


「彼は日系英国人でね、現地でオーディションをして見つけてきたんだよ。
外国人と言っても日本語は日常会話は困らない程度堪能だな」


監督の紹介に蓮はゆっくりと敵意を隠さず手袋をした手を伸ばした。


「カイン・ヒールです・・・宜しく」

「あ・・・っ、よ・・・よろしく」


地を這うような低い声とその雰囲気に飲まれた尚は言葉に詰まりながらも手を差し出した。
握られた手から伝わる敵意。


―――な・・・何なんだ?俺コイツに何かしたか?


身長の差から見下ろされる視線は蔑んだように冷たく、
尚の背筋を冷たいものが走り抜けた。


「では・・・」


つっと握られた手を離され、妙な緊張感からの解放に
尚は思わず握られたその手をまじまじと見つめた。

その様子を見た監督が透かさずフォローに入った。


「や、悪いね。奴、いつもああ言う風だから気にしないで?
冷酷な殺し屋の役で今にもヒト殺しそうだろ?
普段も無愛想でさ。ただ妹にだけは別みたいだがね」

「妹?」


尚に教えるように監督は壁際へと向かって親指を立てた。


「そう、あそこに居るだろう?髪の長いパンクなファッションの娘。
奴のマネージャーをしていてね、仕事は有能なんだが・・・」

「ヒトのこと言えないけど凄いカッコっすね」


尚は瞳を瞬かせて固唾を飲んだ。


「最初、目の遣り場に困ってね・・・
けどじっくり見ると奴に殺すぞと言わんばかりに睨まれるんだよ」


監督は苦笑いを浮かべて映画の話を続けた。



挨拶を終え、不機嫌そうにのろのろと戻ってきた蓮はパイプ椅子に
どっかりと座ると背後からクスクスと聞こえる笑い声に振り向いた。


「何が可笑しい?」

「だってあんなに睨んじゃ、ね・・・」

「可哀想だ・・・とでも?」


蓮の探るような問いにキョーコは口元に指を遣り笑いが
堪えきれないかのように屈みながら蓮の耳元で囁いた。


「いいえ、何故兄さんがあんなにまで敵意丸出しで睨むのかなって思ったのよ」

「俺は基本的に他人には無愛想だからな」

「敵意は何で?」

「映画の雰囲気を分からせる為だよ。あと・・・これから先、万が一・・・
アイツがお前に手を出そうものなら俺に殺される覚悟が要るってコトをね」


そう言って蓮は口の端を上げてにやりと笑った。

一瞬瞳を見開いたキョーコだったが、クスクスと笑いながら
蓮の膝に座り首に手を回してその頬に口付けた。


「悪いヒトね」

「お前以外にはね」

「大好きよ、兄さん」


その光景を遠目に見ていた尚があんぐりと口を開け、監督の袖をくいくいと引っ張った。


「ああ、アレね・・・彼女は極度の兄コンらしくてね。ああやって始終くっ付いているんだ。
我々日本人から見ればああ言うスキンシップは恥ずかしくて堪らないけどね」

「兄コン・・・」


監督の説明にも目の当たりにした光景に尚は絶句した。
その後、尚が再び瞳の会った蓮に強烈に睨まれたのは言うまでもないコト。

帰り道、尚は駐車場へと歩きながら後ろの祥子を振り返って確認するかの様に訊ねた。


「なぁ、祥子さん。絶対にアノ兄妹・・・ヤバイって(絶対ヤッてるよな?)」


―――しかも、牽制するような瞳しやがって・・・胸クソ悪いったりゃありゃしない・・・


思い出してもムカツク瞳の色に尚はギリっと奥歯を噛んだ。



「そうね、確かに尋常じゃないカンジよね・・・けど、あの二人ダレかに似ていない・・・?」

「えっ、いる?あんなの?」

「ぅん、此処まで出掛かっているのに~~~」


祥子は喉元を人差し指で指し眉根を顰めて唸りながら呟く。


「えっ!!思い出してくれないと寝れねぇ!!」



駐車場に尚の谺(こだま)が響いた。
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氷樹といいます。
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蓮×キョ好きです。

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